見えにくい出会い系サイトのいいところ
とにかく彼は妻が男性カメラマンと2人で旅の取材に行くのが気に入らない。
あげくの果てには「女のカメラマンに替えろ」とか、「お前の女房だったらどうするんだ」などとわめきちらし、電話をプツリと切ったという。
結局、彼女はこの一件で企画からはずされてしまった。
きくところによれば、彼女の夫は国立大卒の超エリート官僚なのだそう。
地位も教養もある人間が、なぜこんな稚拙なことをするのだろう。
私には理解不能である。
この話で改めて気がついたのだが、世のなかには前述のOの夫や、この主婦ライターの夫のように、女のキャリアを邪魔する男性がワンサといる。
彼らの共通項は、@妻よりもかなり年上Aエリート、そしてB裕福な家庭で育っている、裕福な家庭の場合、たいていが、母親は専業主婦である。
自分の人生をすべて犠牲にしてまで夫に尽くした母をみて育った彼らには、「妻は専業主婦であるべき」という固定観念が幼いころから植えつけられている。
ゆえに働く女性を理解することができないのだ。
まさに昭和が残した「化石男」である。
邪魔されるのは仕事だけではない。
友だちだって失う可能性もある。
だいぶ前になるが、高校時代のなかよしグループで、伊豆大島に行こうと計画をした時のこと。
大手印刷会社に勤める彼氏を持つNが、泣きながら電話をかけてきた。
彼が大島行きを許してくれないというのだ。
理由は「ナンパされるから」。
実にくだらない。
結局、彼女は毎晩決まった時間に彼に電話をするという約束をし、なんとか旅行に出ることができた。
ちょうど宴が盛り上がったころ、「あ、電話しなきや」とあせって電話をかけにいくNをみて、本当に幸福なのかと疑問に思ったほどである。
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